障害競走遠征紀行
「2003阪神スプリングジャンプ」編



3月14日(金)23:50東京駅発・ドリーム大阪9号
大阪駅まで約8時間の道のりです・・・
(といっても、ほとんど寝てましたが)

目が覚めたときは吹田のインターチェンジでした。
こちらは同じ時間に止まっていた伊良湖ライナー→
座席のシートはなかなか快適です、
この辺が深夜高速バスのメリットの一つ、
ただ…通路が狭いの弱点ですが。
阪急梅田駅から電車に乗って、宝塚を経由して(笑)、
普通は西宮経由で行く方が早いんですけどね、
ちょっと寄り道がしたくなったもので・・・

仁川の駅についたらそこはもう阪神競馬場の目の前。
このアクセスの良さはそれだけでポイント高いです。
入場門には今週行われる重賞レース、
「阪神スプリングジャンプ」と、
「報知杯フィリースレビュー」の看板がかけられてました。
(裏には来週の「阪神大賞典」の看板が…)
内馬場に向かう地下道には装飾が施されてます。
ただ…ウイナからちょっと遠いのと、
一箇所しかないんですよね、内馬場との通路が…
これが知る人ぞ知る阪神の9号障害。
この障害は4コーナー付近にあるのですが、
直線ダートのレースでしか使われない変わった障害です。
(障害自体は普通の生垣なんですけどね。)


ビッグハンター ディープインサイド イブキマンパワー
インタープレジャー タガノツヨシ ヒカルボシ
本紙本命・ベストウォリア 第5回
阪神スプリングJ
出走馬14頭
チアズシャイニング
ウインマーベラス G1馬・ユフヨウホウ チトセサクセス
カネトシガバナー メジロライデン ロングランニング…合掌


レース直前の返し馬で、これから飛越するハードルを見せています。
芝コースを逆走して、最初の置き障害に向かって14頭が駆け抜けていきます。
6頭が落馬した大波乱のレースも最終盤、栄光に向かって最後の障害を踏み切ってジャンプ


カネトシ 第5回 阪神スプリングジャンプ(J.G2)優勝 カネトシ
カネトシガバナー
父・アンバーシャダイ×母・カネトシクイン
馬主: 兼松利男氏
調教師: 野村彰彦
騎手:小坂忠士
生産者:三石川上牧場
成績:20戦5勝(03阪神スプリングジャンプ・01東京ハイジャンプ
獲得賞金:1億5234万6000円(本賞+付加賞)

障害デビュー2戦目で初めて重賞勝ってから1年9ヶ月
その間には苦しいスランプの時期もあった…
逃げ一辺倒の脚質から差すことを覚えて見事に復活。
完全復活の今、大障害コースへ、世界へ挑む…
最初は3キロ減の恩恵目当ての騎乗だった、
それが好走をしていくことで掴み取った『主戦騎手』の座
そしてこの阪神で嬉しい重賞初制覇。
今度はG1ジョッキーという名の栄光を掴み取る。


レース後のおまけの写真…
なぜか11R・大阪城Sに出走していたサンヴァレー、
「出走レースが違う」との突っ込みがあったことは…

平地がダメならいつでもジャンプ帰ってきていいからね。
そして、このレースで通算700勝を決めた熊沢騎手。
平地と障害の両方で頑張るその姿勢には頭が下がります。

めざせ、同一年の『中山大障害&有馬記念』のダブル制覇




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